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パートナーとして、クライアントと共に創り上げていく

RKB毎日放送様が2021年6月に70周年を迎えるにあたり、
「タグラインとそれにまつわるキャンペーンを一緒に考えてもらえないだろうか」
というご相談をいただいたのが、プロジェクトの始まりでした。

お話をいただいたタイミングで
「周年を機にSDGsに関して、より積極的に取り組んでいきたい」
「色んな価値観を持っている人が働いている総合メディア企業として、地域に寄り添っていきたい」
それらの思いを込めた「カラフル」というキーワードをクライアントが考えられていました。

また、rkb周年事業チームとの打合せを重ねていくなかで、
「キーワード『カラフル』が出来た背景だけでなく、放送局として生まれ変わり、もっと豊かな価値観を持ってコンテンツや情報を発信していきたい」
というクライアントの思いを聞くことができました。
それらの情報を基に、電通九州のチーム内でどのようなコンセプトにするのか、考えていくことになりました。

タグラインとコンセプトが決定するまで

福岡の民放局の中では最も古参の放送局であるrkb。
「視聴者の皆様から、真面目で比較的堅い印象を持たれているのでその印象を変えたい」という、課題がありました。

“いままで通りのコミュニケーションではこれまでの印象を大きく変わることはできない”

これからrkbという放送局が「colorful」な放送局に生まれ変わっていく。そんな、期待感をもたせるために出来たのが「Be colorful.」というタグラインでした。
さらに、ブランドコンセプトを明確にし、他の放送局と差別化させる言葉として「カラー放送から、カラフル放送へ。」というキャンペーンコンセプトを見つけることができました。
あたりまえのことですが、今、世の中すべての放送局がカラー放送をしています。その上で、あえて「カラフル放送」という言葉を使うことで、他の放送局と差別化し、rkbが、カラフルなダイバーシティの考え方を持った最先端の放送局であることを伝えることができるのではないかと考えました。
こうしてタグライン、コンセプトが決定した後、すぐに クライアントと共にローンチの準備を始めることになりました。
「真面目で堅い」印象のあるrkbが大きく変わっていくことを期待させるキャンペーンにするため、グラフィックやTVCMをリリースする効果的なタイミング、コミュニケーションプランを考える必要がありました。

11月9日から11月15日の間、新聞、交通広告でティザー広告を実施、
rkbのロゴと共に「カラー放送をやめます!」というコピーだけが書かれたグラフィックを掲出しました。
広告に触れた人が自ら情報発信してくれることを狙った施策です。

加えて、rkbラジオ、公式SNSでティザーの告知を実施するなど
クライアントと共に積極的な情報発信を行い、話題作りに取り組んだ結果、タグラインをリリースするまでの間、
ティザー広告の内容に関してSNSで想像以上の反応がありました。

そして、いよいよ、11月16日「良い色の日」に本広告である「Be colorful.」をTVCMや屋外広告を中心にリリースを行います。

TVCMではコンセプト「カラー放送から、カラフル放送へ。」をオセロや、トイレのマーク、蛍の光、髪の毛、スーツ、ランドセルなどがカラフルに変わっていく映像をつないでいくことでrkbが豊かな価値観でコンテンツや情報を発信する放送局であることを表現しました。

<コンセプト>
70年間、
放送局をつづけてきて、
やっと気づいた。
カラー放送をしてるだけじゃ、
この世界の色は伝わらない。
もっと、豊かな視点で。
もっと、やわらかい心で。
あなたの、あの人の、
あたらしい当たり前を感じる。
そんな私たちになりたい。

さぁ、カラー放送から、
カラフル放送へ。

キャンペーン終了後もrkbはタグライン「Be colorful.」を中心に
ダイバーシティ・多様性という豊かな視点で潜在的な社会課題の発見、
そして、それらの解決に向けて情報を発信し続けています。

これからも、カラフルな放送局として、少しずつ変わっていくrkbをとても楽しみにしています。